秋刀魚は鮫になりたくて

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zoom RSS チャレンジ富士五湖112km(20090426) そのC

<<   作成日時 : 2009/05/07 11:05   >>

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踏み出すチカラ。

第三関門の西湖公民館を出て東に向かうと、冷たい西風が強く吹き付け寒さを感じる。
アームウォーマーを再び取り付け、さらにモンベルウルトラライトジャケットも着込んだ。
風の強いところはチョット寒いと感じるものの、入り組んだ湖畔の路の風の遮られる所では日差しがやや傾き始めたとはいえ暑く感じるところもありジャケットの前を開けたりしながら体温調節していきます。
だいぶ痛んだ脚に追い風が背を支えて押してくれるようにも感じるが、それすらもより脚を痛める原因になりつつある。押された分だけ脚にかかる衝撃が増えてきているように思う。
劣化し始めた太腿前面の大腿四頭筋をかばうように太腿裏の大臀筋やふくらはぎのヒラメ筋辺りを中心に違う筋肉を使うように走りを交えて行くも、使い慣れない筋肉を多用するとそのうち攣る心配もあるのでしばらく走っては歩き、休んでは走りの繰り返しとなる。
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徐々に日が傾いて西日になってきた。自分の体も劣化してきて徐々に体の線が傾き始めているので背筋を伸ばし腕振りをしっかりするように意識しながら行く。すでに当たり前のことが意識して行わないと出来ないように崩れ始めているか。

西湖を抜けトンネルを超えると河口湖が美しく広がった。西湖〜河口湖間の往路にあった急激な上り坂は、復路では当然急激な下り坂となる。
半分ほどはまだ残っている桜などを楽しみながら緩く走って下るものの西浜小学校エイド前の500mほどは歩いて何とかたどりつくという状態。
エイドでアミノバイタルプロとアスリートソルトを流し込み、熱い紅茶を受け取ってしばらく椅子に座って休憩。
下り坂の前半を走ってしまったせいで脚にダメージが増えてしまった気がする。はなから歩けばよかったか?
椅子に座ると再び立ち上がって走りだすのもキツくなるけども脚に消炎鎮痛スプレーかけたりしつつ体力温存を図る
。紅茶が熱すぎ水で薄めて飲んだら薄めた分だけ量が多くなって少し水分摂りすぎたか若干軽い吐き気もし始める。。。
エイド出発後もまだ下り坂は続くので下り切るまでは歩いて降りることにした。
エイドで休んだ分体も冷えているのでジャケットの前を閉めようとするも指すらもうまく動かずナカナカ閉められない。
やっと閉めることができてゆるゆると走り始めたらやや暑く感じ、また開けたりと忙しい。
河口湖南岸は散策するには楽しそうな歩道や湖岸の公園が続き、良く整備された静かなリゾート地といった雰囲気です。
「道の駅かつやま」に事前想定で『余裕あったら寄ってソフトとか食っちゃおうかな〜♪』とか考えていたけども既にそんな余裕はまるでなく、道の駅に入る所の数段の階段さえ登れるか疑問という状態でスルーっと通過。
この日は観光地を走るということもありそういった買い物出来るかとウェストポーチに小銭入れてたけども結局すでに精神的な余裕もなく使うことは出来なかった。

河口湖南岸はコース略地図では短いかと思うような図だったけども入り組んだ湖岸道で先が見えにくいこともあり、キロ7〜8分程度の走りしかできないこともありずいぶん長い道だった。
あれ?そろそろ100kmは超えてるはずだけども・・・表示が・・・あったかな??
横をゆく112kmの人に聞いてみたら「さっきの給水所がそうだったんじゃないですかねぇ?」と。
給水所付近の距離表示は今回よく見落としているような気がする。
この先も95km以降、ほとんど表示を見つけられなかった。
有ったのに集中力が無く見落としているのか、ホントに無かったのかはよく分からないけども・・・。

河口湖大橋近くの交差点を橋とは逆側の富士山に向かって走ってゆく。
・・・走りたいものの、ずっと続く長い上り坂に割とすぐに歩きに変えた。
走ろうと思えば走れないこともないけども歩いてもほとんどスピードは変わらないし観光メインストリートで交差点も多く信号待ちも度々あることから走ってもあまり意味がないので・・・という言い訳しか思い浮かばないや
すでに走ると1歩1歩踏み出すごとに太腿から腹筋・背筋・僧帽筋〜頭の先まで痛みというか痺れというか電気が走るような状態に耐えるのも厳しくなってきている。

結局国道139号の高架下くぐって信号越えるまでほぼ2km歩いて登った。
信号待ちではすでに歩きなのに膝に手を突く状態。
同じく信号待ちの人が係員に『あと、何キロですか?』と問うと大会係員は『あと6〜7kmだと思うよ』という会話が聞こえたが、この答えは間違っているとすぐに気がついた。最終関門のステラシアターにはまだたどりついていない。
最終関門〜ゴール間は7.4kmあるはずでそこまではまだ1km近くあるはずだ。
残りあと少しで実際より少ない距離言われると精神的にキツイ。
劣化した体では残り距離が減っていることが心の支えとなる。その信じていた距離が途中で増えると途端に体の芯に残る疲れが溜まり、気持ちが折れ脚を止めてしまうこともあるので。
自分の中では残り10kmだと少し多めに読んで進むことにした。
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信号を超えると道はグッと緩い登りとなり、また美しい富士山に向って走り始めた。
走り始めに筋肉に厳しく痛みがでるもののしばらく走れば痛みは引くはずと信じて走る。
しかしもう痛みは引くことは無くいつまでも走り始めと変わらない波のような電気が1歩ごとに足から頭に抜けて行く
道の脇に『↑ステラシアター』という立て看板がありそれらしい緑色の屋根があるがナカナカ近づかない。
やっと近づいたと思ったらぐるっと回って裏側が最終関門エイドでした。
水だけしか受け付けず補給食はもう食べる気も起きなかった。
椅子にどっかりと腰掛け、アスリートソルトを流し込み消炎鎮痛スプレーをたっぷり吹き付けてヨロヨロと出発。

あと残り約1時間半で7.4km。そのうちの5kmは富士五湖名物のだらだらした上り坂。
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全部歩いたらギリギリか、自分の場合ちょっと間に合わない状態
走るのはあまり得策では無いようでみんな歩いて登っている。
まだ自分の場合、太ももと腹筋・背筋は走ると痛いものの歩くのにはあまり支障もなく息もそれほど上がっていないので、できる限り速い歩きで登っていくことにした。

普通に歩いている人をどんどん抜かす。時折後ろから来るまだ力強い走りの人にはかなわないけども、劣化してても意地で走っている人と余り速度は変わらず、むしろこっちのが若干速いくらいなので3人ほどそういった走りの人も抜きつつ歩き続けた。
途中私設エイドの方から「暖かいミルクティーいかがですか〜」という声が聞こえたが、
チャカチャカ歩いてることと、その声に気がつくのが遅かったので通り過ぎてしまった。
何もなく寒くなり始めた薄暗い林の中の私設エイドは結構大変だと思うし、こっちも若干胃がやられてるので暖かいミルクティーはちょっと欲しかったけども上った坂を下って戻るその数歩が既に精神的に無理で通り過ぎることにした。
上り坂途中のもう少しで登りが終わるかなという所での小さいお子さんづれの親子がサンダースティックで応援してくれて、走れず歩いているのが少し気恥ずかしく笑顔で応援に応えたいもののチョット苦笑い状態での受けになってしまった。
上り坂が終わり最終エイド到着。ここからゴールまで残り3kmあるかないか位。あとひと踏ん張り。
「つらい上りは終わったからね。あとは下りだよ!」
・・・わしにはそのくだりが一番辛いんです・・・。下りでかかる重力を支える腿がもう無いんです・・・。
復路の西湖〜河口湖間の下り坂程ではないにせよエイドからの緩い下り坂が、引きずり落とされるような魔の坂にしか思えない。
たいがいのランナーは富士五湖での最大の難所は西湖手前の西浜小学校の登り坂と最終5kmの上り坂と答えるだろうけども、
わしにはその逆の復路西浜小学校の下りと、最終5kmの登りが終わった後の競技場までの下りが最大の難所と答えたい。
わしの中での富士五湖の天使と悪魔は本栖湖周回路が天使ゾーン復路西浜小学校の下りと最終5kmの登りが終わった後の競技場までの下りが悪魔ゾーンだと思う。
下りに入るのが怖くてエイドでトイレに行ったり熱いココアをゆっくり飲んだりして心と足の準備を図ったのち意を決して・・・い、行くか・・・。と出発。

「・・・う゛・・・ぐ・・・・ぅ゛・・・む゛・・・・ぃ゛・・・」
軽い拷問のような痛みに耐えながら下り坂を少しずつ走って行く。
ここまでほぼ5km近く歩いて登ってきたので最後の競技場をそれなりに走ってゴールするには最後の坂道を何とか走って行かないとカッコ付かないので・・・。あい。見栄っぱりですいません。
最後の下り坂はみんな待っていたかのように楽しそうに下っていく。
自分はと言えばエイド後の走り始めよりは痛みは鈍化したとはいえ耐えながら下っているという状態は変わらない。
徐々に視界も狭くなり行く先のピンポイントしか見えていない。
すでにゴールした人が道の反対側を走りながら声援して駆け抜けて行く。
声に対し軽く手を上げてこたえるものの笑顔で応えることがもう出来ない。。。
上りで歩いて追い越した人のほとんどに下りで追い越される。それも仕方ない。

やっと富士北麓公園の入口にヨレヨレとたどりつくと道の両脇にゴールした人・その応援に来た人たちが拍手と数々の称賛で出迎えてくれた。
競技場トラックを3/4周して
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また頭を見せた富士山をバックにゴールテープを切ることができました
112kmを 13時間58分13秒かかりましたが制限時間30分前に無事ゴール!

自分の中での最長距離を走り切ったら感動して泣けるかと思ったけども、最後の方ほとんど歩いたこと、最終の下りで気持ちよく走れなかったことなので走り切った満足感はあるものの感動は湧き上がっては来ませんでした。
途中の景色には感動してたりはしたんですけどね。

事前想定でえちごくびき野よりは楽なコースなのかな〜と思っていたけども、わしが思うに富士五湖の方が厳しいコースでしたね。
どちらも景色も良く楽しめるのでお勧めの大会です。
えちごの時は直前にヘルニアが出て走れない時期があったぶん筋トレをしていたのでその分下地が出来ていて楽に感じたのかもしれませんが。
今回走り込みはしたもののその半面で筋トレは少なくなっていたのでやや走り込みだけでは養えない筋力が不足していたのかも知れませんね。そのへんどのように組み立てるのか難しいです。

次は6月末のサロマ!
飛行機チケットが高いのしかなかった・・・キビシイ
その前に今月は走り込み&5月17日(日)の皇居50km走大会もあるのでがんばろっと。

マシ耐は、面白そうだけどもサロマ遠征で経済的に厳しくなってしまうので見送りかな。
この間久しぶりにバイク乗ったら全然乗り方わからなくなってるし・・・。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
完走おめでとうございます。
僕も4年ぶり位に走ってみました。1qで目が回りました・・・
112qか〜想像もつかない(笑)
ささき
2009/05/12 00:09
サイトを舐めるように見回る私が来ましたよw
そうか〜、vanさんは機械の体じゃなくて鮫になりたかったのね(違

何はともわれ、富士五湖完走モメデトー!
こういうレポ読むと、私ももうちょっと頑張って長く走ってみようかな〜とオモ・・・

次回のサロマ、感動して枕を涙で濡らせると(・∀・)イイネ!!
まりこ
2009/05/12 11:04
こんなのみつけちゃいました↓

デイリーポータルZ「11kmのマラソンはとても楽しい」
h ttp://portal.nifty.com/2009/05/11/c/

目立ってますッ!
ささき
2009/05/12 19:02
>ささきさん
この時期1km走れれば来年の荒川はバッチリ完走できますね!
わしが最初に走り始めたのは荒川の3か月前でしたので。
その時は2kmをゆっくりしか走れませんでしたよ。
>「112qか〜想像もつかない」→「Don't think. feel!」

>まりこさん
応援ありがとうございました。おかげさまで完走することができました。
機械の体…走り終わった翌日は錆びついたブリキの玩具みたいな動きにはなってましたけども(笑)
サロマの今年のキャッチフレーズは「駆け抜けたその先に必ず見えるものがある」ですが、感動の涙でもう何も見えないってのもイイですわな。
van
2009/05/12 19:11
>ささきさん
「11km」
短いw
van
2009/05/12 19:12

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